審美歯科治療の流れ
白い歯が入ったけど違和感がある,満足した結果が得られていないなんてお悩みの方もいるかと思います.
美しさの基準は人それぞれではありますが,やはりご本人が納得して頂ける治療を提供しなくてはならないと考えています.
全ての治療に当てはまることではありますが,最初の審査・診断が重要であり,原因の特定,綺麗にするには何が必要で何をするべきなのか,治療計画で全てが決まると考えています.
審美歯科治療のゴールは素敵な笑顔と考えており,何が必要でどんなことに気を付けて治療を進めているのかを解説していきます.
①デジタルモックアップ
治療に取り掛かる前に完成イメージを提供するデジタルモックアップという技術があります.写真撮影を行い,パソコンで画像処理を行い治療を行うかどうかの参考にしてもらいます.
デジタルモックアップを行うことにより初期の段階で患者様と歯医者と技工士が目指すゴールを統一させることができるので治療のクオリティも上がります.
②歯周病治療
素敵な笑顔に必要なのは,歯と歯ぐきと口唇のバランスが大切と考えています.
歯ぐきが腫れたままでは白い歯が入っても違和感となってしまうので,歯周病治療を大切にしています.
また,せっかく高いお金をかけた治療となるので長くお使いいただきたいため,歯周病治療は長期安定に欠かせない治療です.
③歯周外科
歯と歯ぐきと口唇のバランスを改善させるため,歯周外科手術をお勧めする場合があります.
笑った時,歯ぐきが見える割合が大きい状態をガミースマイルといい,その改善や左右対称性の確保のためには歯周外科手術が必須となるケースもあります.
歯周病で歯ぐきが腫れてしまっている場合も手術が必要になるケースもありますが,手術を回避する術式もありますので,患者様のご要望に沿った治療を心がけています.
④プロビジョナルレストレーション
セラミックの製作前に仮歯を製作します.
目的は,健康な歯ぐき形態の保全,歯の形態の確認,噛み合わせの確認,食事ができる状態の確保などです.
セラミック製作にも参考になり,患者様も確認ができるので非常に重要な工程です.
⑤セラミックの製作・装着
型取り,噛み合わせ,セラミックの選択,審美情報の収集を行います.
セラミックに関しては「セラミックの種類と料金」で詳しく解説しています.
歯科用一眼レフカメラを用いてシェードテイク,笑った時の口元の写真,仮歯の写真などを撮影し,技工士に製作を依頼します.
完成品が届いたら,調整し,患者様に確認していただき,同意していただけたら装着して治療完了です.
まとめ
美しさとはひとりひとりの価値観により異なるため非常に難しい分野ですが,患者様のご要望やご希望を重視した治療を心がけています.
お悩みの方は気軽に相談してください.
盛岡市桜台ニュータウン手前 さくらだい外川歯科医院 外川正洋
