インプラントにおける糖尿病のリスク – 盛岡の歯医者・歯科|さくらだい外川歯科医院
糖尿病は患者数も多く有名な疾患ですが,インプラント治療を成功させるファクターとして重視されています.
インプラントと糖尿病の関係
糖尿病の特徴として身体の免疫力低下があり,そのことからインプラント治療など外科手術で術中・術後の感染リスクが高くなります.
さらに治療が完了した後でも感染のリスクを抱え続けることになるので長期安定を妨げる要因となります.
インプラントに用いられるチタンやセラミックは細菌が付着しづらく感染防御力にとても優れた素材ではありますが全く感染しないわけではありません.一度感染してしまうと生体とは違い回復力は有していないので短期間で悪化してしまう可能性があります.
そこで治療に適した免疫力を有しているかを判断するため,特に注視する検査項目がHbA1cです.
HbA1cとは
赤血球中のヘモグロビンとブドウ糖が結合した糖化ヘモグロビンの割合を表した数値です.
国際的な測定値では5.6%未満で正常,5.6〜5.9%で要注意,6.0〜6.4%で糖尿病の可能性あり,6.5%以上で糖尿病と診断されます.
安全に手術を行い,インプラントを長期安定させるために必要な値は6.4%以下が望ましいとされています.
しかし,HbA1cが7%未満で血糖値がコントロールされ安定してる状態であれば,慎重な判断と主治医との連携が必要ですが,安全な手術は可能とされています.
盛岡でインプラント治療をお考えの方へ参考になればと思い,基本情報を「インプラントとは」で簡単に解説しています.
盛岡市桜台ニュータウン手前 さくらだい外川歯科医院 外川正洋

さくらだい
外川歯科医院
院長 外川正洋
所属学会
- 保険医協会(日本)2005年〜
- 土曜クラブ(岩手)2011年~
- Redesigning Smiles (ブラジル)2013年~
- Super Basic Implant Course (東京)2014年~
- Real Bone Builders (ドイツ)2015年~
略歴
- 2002年 3月
 岩手医科大学歯学部卒業
- 2002年 4月
 岩手医科大学歯学部附属病院臨床研修医として勤務
- 2003年 4月
 岩手医科大学歯学部歯科補綴学第一講座に在籍し勤務
- 2003年 6月
 気仙沼市大島歯科診療所所長として勤務
- 2005年 11月
 さくらだい外川歯科医院開業
- 2025年 6月
 岩手県保険医協会理事に就任